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「なんで二人だけなのに、こんなに広いお座敷に座るんだよ?そろそろ本当の事言えよ」
「………実はな今日ここで同じ大学の奴と合コンしま~す!!」
「は?……合コン………ええ~~!」
ふざけんなよ、合コンって事は女子が一緒だよな、コイツは俺が女性恐怖症なの知ってるはずだよな?
「なんでもっと早く言わなかった!?」
「だって言ったらお前来ないじゃん」
「当たり前だろ!! お前俺が女性恐怖症だって教えたよな?」
「ん、何だっけそれ?」
コイツしらばっくれやがって
「俺帰る」
「え!ちょい待ち~」
「んだよ」
「お前に帰られたら困るんだよ」
「何で、別にお前がいれば十分じゃんかよ」
「それがさ相手の女の子にお前がいないとヤダって言われて」
「は、何で俺学校に知ってる女子いないぜ?」
「お前知らないのか今学校内でお前結構人気なんだよ」
「そんな訳ないだろうが」
俺みたいな普通人間が人気な訳ないだろ。
「それがあるんだって、お前高校卒業してから急に大人の色気が出てんだよ、それがカッコイイらしいぞ」
「でも俺学校の女子と喋った事もないんだぞ」
「それも無口な所がまたイイってよ、たくお前ばかりモテやがってよ!」
「別に俺はモテる必要がないんだよ、帰る」
「おい、ちょっと待てよぉ」
そう言い店から出ようとすると最悪な事に女子大学生三人とおそらくもう一人のメンバーであろう男一人に調度出くわしてしまった。
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