痛みが消えるその日まで

4/6
前へ
/16ページ
次へ
「いっ……いつからっ?!」 いつの間にか僕の隣からのぞき込むような形で京が首をかしげていた。 「んー?悠ちゃんが俺の名前呼んだあたりかなー…………って、泣いてる?」 「…?!な、泣いてないよっ!ほら元気っ」 慌てて腕をブンブンと振ってアピールしてみる。 あー…今の僕って、ものすごく馬鹿に見えないだろうか… 「………。」 「き…京……?」 何も言わない京に不安になって上目で表情を伺った。 「…………んだよ…。」 「…え………」 .
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加