天に舞う花びら

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「我には似ておらぬわ…」 「松寿丸…」 「幼名で呼ぶではない…」 「嫌か…」 「それより退かぬかッ!重い…」 「次はお前を見つめていたい…」 「………貴様が月見しようと…」 「だからしてるだろ?」 「??」 「お前を肴に月見酒!」 元就の左右の指に自分の左右の手を互いに絡め、頭上で押さえ付けると唇を塞いだ。 「ん…」 甘い吐息がもれる。
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