ごめんなさい。

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「2人じゃあないよね。他にお友達もいた?男の人も?」 ななな、なんでっ!? なんで知ってるの!? 「い、いないですっ!!!!!」 気付けば先生のマンションの駐車場に到着していて。 先生は運転を終えて、ハンドルにもたれかかるようにしてこっちをみている。 「・・・そう。じゃあっ」 と言って、急にあたしの目の前まで顔を寄せてきて。 キスされる!と咄嗟に目をつむったけど、期待通りにはいかなかったみたいで。 そーっと目を開いた。 「・・・・・これは誰のにおい?」 ・・・・・・・・・。 一瞬頭がフリーズした。 「あは、あははっ。誰、ですかねー?ほら居酒屋だし!後ろに座ってた人とかっ!?じゃないですかー?タバコ吸ってた人もいたし、あたし臭いですよね?」 あはははは、もう渇いた笑いしか出てこない。 「ふーん、じゃありこちゃんは。後ろの人とそんなに体寄せ合ったの?それじゃなきゃ、こんな香水の匂いなんて移らないから。」 もうだめだ・・・完全にアウト。もう誤魔化せる自信がナイ。 「ち・・・・違いますっ、そんな。」 「じゃあ、りこちゃん。 正直に話そっか? りこちゃんは誰とごはん食べてたの?」 あたしの髪の毛をすくって、遊びながら。 返事をゆっくりと待っている。 「あの・・・そのっ・・・;」 「・・・・・答えられない?」 言えないよ。言えない! このまま見逃してはくれないよね? もう、なんであたし合コンなんてっ!って後悔したって後の祭り。 現実はすぐそこまできている。 。
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