ごめんなさい。

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「りこちゃん。ごめんね?」 そう言ってあたしのポケットに手をつっこんで。 くしゃくしゃになった紙を1枚。 「・・・見てもいーい?」 もう・・・・だめだ。 そう諦めて渋々首をたてにふった。 ・・・・・・・・・・・。 「ご・・ごめん、なさ・・・い。」 その言葉と同時に、たくさんの涙がこぼれ落ちてきた。 「・・・・りこ?」 優しい声が聞こえて。 先生を見上げれば。 「りこは僕に束縛されたいの?」 低い声で聞かれて。 ううん、っと首をふれば 「でも・・・悪い子だよね?」 否定なんて出来るはずがナイ。 「泣いてもだめだよ。 りこちゃん。 僕にお仕置きされたい?」 ううん、っとやはり首だけで返事をしたけれど。 「だーめ。僕はりこを甘やかしたりはしないから。」 ピシャリと、言われてしまった。 。
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