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お昼休みの終盤、まどかたちがトイレに行ってる最中に先生の携帯に電話をした。
窓側の後ろから2番目の席。
ちらりと横を見れば。
先生の愛車が見えるの。
何度か鳴らしたけど、残念ながら勤務中みたい。
そうだよね、お昼ごはんにありつけるのは13時前後だって、前に先生が言ってたっけ。
ニヤニヤしながら先生の車を眺める。
「莉子?なーに、ニヤついてんのー?何かイイことあった?」
戻ってきたまどかは、興味深げに聞いてくる。
「なんにもナイよー?ところでまどかは?、例の彼氏とはうまくいってる?」
例の彼氏は。
合コンで脳外科を希望してたあの、例の彼なんです!!
「まぁ、普通かなー。強いていえばお金がナイ(笑)研修医なんてそんなもんだよね、でも!将来はお医者様だもの~!」
目をきらきらさせて、そう話すまどか。
「お金目当て?(笑)」
「ちょーっと!莉子、あんた人を体目当て、みたいに言うな。」
そんな事いってじゃれあっていた。
。
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