605人が本棚に入れています
本棚に追加
ガサガサガサ…
禁断の森へ来たホルムは奥へ奥へと歩いていた。
ヴァァァア…
風か唸り声か分からない音が辺りに響く。
ホルム「さすが禁断の森といったところか、何か変な空気が渦巻いていやがる」
さらに歩いていると吹き抜けたところに着いた。
そこにはひとつの墓石がある。
ホルム「ここか…」
墓石に近づいた時後ろから声がした。
?「お前はなぜここへ来た…」
ホルムは後ろを振り向いたが誰もいない。
ホルム「誰だ!?」
?「ふん、お前ごときに名乗る者ではない。俺が聞いているのはなぜここへ来たのかだ」
ホルム「俺は伝説のドラゴンがいるからここへ来たんだ」
ヴァァァア…
一段と大きくなる唸り声。
?「ほぅ、ドラゴンのことを知っているヤツが現れるとは。いいだろう、姿を現してやる」
一瞬光り、ホルムは思わず目を閉じた。
目を開けると墓石の前に一人の男が立っていた。
最初のコメントを投稿しよう!