認めない

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〔紺視点〕 ―その頃理事長室では・・・ 「優妃ちゃんが理事長の・・・」 俺の横で紫音が確認するように呟く。 新菜優妃、理事長の姪。 どんな美人も落としてたあの紫音をひっぱたいたからな ・・・ただ者じゃないと思ったけどね(笑) 「紫音は優妃ちゃんに嫌われちゃったもんねー」 「うるせぇ、チビ」 「!!ビンタされたのって女遊び酷すぎた罰なんじゃない~?」 「あれは痛かった・・・」 紫音と蘇旺のくだらないやりとりを横目で見て、俺は気になっていたことを口にした。 「・・・でも、何でこんな急な転校を?」 理事長の表情が暗くなる。 何だ? そんなに深刻なことがあるのか? 「・・・優妃には言わないようにしてくれ」 そう言って理事長ゆっくりと話始めた。 新菜優妃のことを。
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