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ここは北の戦場。
北の誇る軍団が100万の魔物相手に苦戦していた。
魔物…それは魔界からやってきた生物、人間(CクラスBクラスの魔術師)が5人掛かりでやっと1体倒せる程の強敵なのだ。
「くそっ!!!中央からの援軍はまだなのか!!!」
「もう、持ち応えられねえよ!!」
戦士たちはもう限界、ここで全滅かと思えられた…が?
「クスッ)ざっと見…100万…か。いい度胸してんじゃん?…マスター」
「「!!?」」
戦士たちが驚くのも無理はない。
今まで誰も居なかった大きな岩の上に、黒いローブを着た少女が立って居るのだから。
「!?おい!!お前その岩から降りろ!!!
敵に見つかっちまう!!!」
そう、今まで彼らは隠れていたのだ。その圧倒的な強さの魔物を前に、ここで見つかってしまったら、確実に自分達は死ぬ。
『オイ!!アソコノ岩ノ上ニイルゾ!!』
魔物の中のリーダーっぽいヤツが少女を見つけ軍団がこちらに向かってくる。
死ぬ。
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