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ザッザッザッ……
細い路地を奥まで歩くと、当たり前だが見慣れない風景があった
『駅はこっちの方角……かな……？』
さすがに使った事が無いだけに、少し迷う
ザッザッザッ……
その後もしばらく歩いているとようやく駅前に出てこられた
『…はぁ…はぁ…やっと…駅前だ……』
雪さえ積もっていなければこんなに疲れる事もなかったのにな……
雪がうれしいのは最初だけだ
『…う～ん……』
せっかく着いたのだが……
この電車…隣町に行くよな…？
いつもの駅じゃ無いし、電光掲示板も所々薄れているため、少し不安になってくる
でも……行くよな……
駅員の気配もない駅で何とか切符を買って電車を待った
カンカンカンカン……
間もなく…一番線を電車が……参り…ます……
故障か…？
アナウンスがぶちぶち切れてる……
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