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「うー…」
あちこちから悲痛な声が聞こえてくる。
神坂も、2杯目で箸が止まってしまった。
その時、神坂の隣に騒がれた京極が座った。
「隣…いいかなぁ?」
「あぁ……うん」
声を出すのも辛い程苦しい…
しかし京極は、1杯目を軽く食べてしまった。
気付くと2杯目も消えていた。
3杯目はさすがに厳しいようで、箸が止まった。
何かを考えているようだ……
ふと、突然笑顔でみそ汁をご飯にかけ、流し込むようにして全てたいらげた。
京極は満面の笑みを浮かべながら神坂に
「こうやればぁ、早く食えるよぉ」
と言い残し、食堂を去っていった。
既に何人かは食べ終わったようで、神坂もみそ汁をご飯にかけ、流し込むようにたいらげた……
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