New...

8/13
前へ
/17ページ
次へ
「うー…」 あちこちから悲痛な声が聞こえてくる。 神坂も、2杯目で箸が止まってしまった。 その時、神坂の隣に騒がれた京極が座った。 「隣…いいかなぁ?」 「あぁ……うん」 声を出すのも辛い程苦しい… しかし京極は、1杯目を軽く食べてしまった。 気付くと2杯目も消えていた。 3杯目はさすがに厳しいようで、箸が止まった。 何かを考えているようだ…… ふと、突然笑顔でみそ汁をご飯にかけ、流し込むようにして全てたいらげた。 京極は満面の笑みを浮かべながら神坂に 「こうやればぁ、早く食えるよぉ」 と言い残し、食堂を去っていった。 既に何人かは食べ終わったようで、神坂もみそ汁をご飯にかけ、流し込むようにたいらげた……
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加