プロローグ 

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俺は右手で不良達を指差す。 この動作が発動条件、いやアイギスへの合図だ。 「てめぇらは運が悪かった」 リーダーは意味が分からないというのが顔に出ている。 「何を言ってやがる?」 まぁ、まだ分からないだろう。 分かったなら逃げているはずだしな。 「つまり……お前達は終わりだ」 俺がそう言うと同時に、床に広がっている円は波打つように揺れた。 「終わりだ!!」 円の揺れが収まった瞬間、円から大量の柱が不良達に襲いかかる。 為すすべも無く不良達は柱に蹂躙される。 ある者は吹き飛ばされ、 ある者はその場に平伏し、 ある者は見えなくなった。
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