200人が本棚に入れています
本棚に追加
Γおっ、それ何?」
するりとそれを奪われる。
携帯と一緒に取り出してしまったのだろういつかの割引券が、上司の手の中にあった。
Γあ、」
それがカラオケの割引券であることを知ると、
Γこれ今日使えんじゃん。さっすが俺の後輩!!」
ぱんっと肩を叩かれた。
うまいこと解釈されて、券は上司の財布の中に消えていった。
"いつでも待ってるんで゛、と言ったあの男の顔が浮かぶ。
Γコンパ何時集合ですか」
気づけば俺は聞いていた。
.
最初のコメントを投稿しよう!