青空の下の雪

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香が裏路地を歩いてると… 「…香、てめぇ」 目の前には瑛 「久しぶり」 瑛の横を通ろうとすると 胸倉を掴まれる 「てめぇ、啓太になにもしてねぇだろうなぁあ!!」 香の顔が歪む 「うるいさんだけど」 バシッと瑛の手をはらう 「なにもしてないし、泣いてたの助けてあげたんだよ しかも、俺の溜まり場の前でね」 「…なんだと」 「大切にしないとさ、奪っちゃうよ啓太くん」 「っ!!」 瑛が腕を振り回す 簡単に避ける香 「あぶないな、じゃあね瑛また今度」 香はその場を去っていく… 「………くそっ!!」 瑛はガンッと壁に拳を叩きつける 「……啓太……俺はどうすればいいんだ…」 ズルズルとその場に座り込む……
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