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「……ん」
啓太が不機嫌そうに目を開ける
「今日は…日曜…ま…だ…だいじょうぶっ…」
啓太はまた布団に潜り幸せな二度寝に入ろうとしたら
聞きなれた音楽が耳元で鳴り響く
「うわぁっ!!?」
携帯の音だと気付き開くと画面には優斗と見なれた文字が表示されている
啓太は、ため息をつきながら通話ボタンを押す…
「もしもーし、啓太…寝てた?」
たった2日ぶりの親友の声がなんだか懐かしく感じた
「いや…寝ようとしてた」
「あ、そーなの、悪い悪い。」
「いーよ、別に…でなんか用?」
「いや、大丈夫かなっと…」
「……あ、そっか…」
優斗から見れば不良に親友が連れて行かれた状況だった
「だから、ファミレスとかで会えないかなーってね」
「…うん、いいよ行く…いつもの所?」
「お、おお…じゃあ待ってる」
プツンッと通話が切れる…
啓太は着替えなくてはとベットから立ち上がり着替え始める
階段を下りてリビングに行くと…
「あ、啓太ちゃんと瑛くんにお礼言うのよ!」
「……おれい?」
「そうよ、夜遅く啓太を運んでくれたんだからっ!」
なにそれ……俺は、昨日知らない少年に運ばれたのに…
IZに行って瑛経由とかかな?
「あ、あぁ、わかった…じゃあ、出かけるから」
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