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雪が降るとき
街が真っ白に染まった冬
雪がふわふわと空から舞っている中
どうも皆さん、平凡ライフを楽しんでいる村田啓太です。
なぜか、俺は屋上に呼び出され、しかも、名前が書いてなかった相手を待っています。
「…はぁ、寒い」
口からは白い息がでる
遅いと思いながら冷たくなった手を擦する
文句なんて言えないんだろうな…俺、チキンだし
と、自己嫌悪におちいってたら・・・
ガチャッと扉の開く音が聞こえたー-…
俺は、音に反応して振り返った、そこに居たのは…
「・・・っ」
啓太はガシャッと驚いた衝撃でフェンスに背中をぶつける
来たのは、告白をしてくれる女の子でもなく、考えないようにしていた、数人の不良とかではなく。
有名な族のAcquaの総長、鷹藤瑛
な、ななななんで此処に!?
呼び出したの鷹藤瑛じゃないよねっ!?
き、きっとそうだよ!!俺が邪魔なんだよねっ!
と、うっすら現実逃避をしていたら
急に肩に衝撃がはしる
「…っ」
「村田啓太…」
低い声が俺の名前を呼ぶ
「…は、はい?」
声が裏返る
「…好きだ」
・・・はい?
え、ちょ、今俺の聞き間違えですか?
す、好きって
「返事」
「あ、あの俺男…」
「分かってる」
いやいや、分かってないよあなた!!??
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