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そして、奪い取られた携帯は全て破壊されてしまった……
「さて、一応自己紹介をしておこう。俺は川口と言う。これからもよろしくな……」
この間にも、二人を乗せたゴンドラは上に昇っていく。
二人ともバランスを崩さないように、ゴンドラの上に座りこんでいる。
弘達は川口に銃を向けられている為、昇っていくゴンドラを、ただ見ることしか出来なかった。
「お願いします…… ゴンドラを早く下ろしてください!」
彩と美佳が懇願する。
「……」
しかし川口は何も答えず、悪趣味な笑みを浮かべながらゴンドラを見届けていた。
「やっと頂上だな…… 止めろ。」
ゴンドラが頂上に達したところで、ゴンドラは停止した。
「さあ、どれだけグチャグチャになるか楽しみだ。」
二人の乗ったゴンドラが激しく揺れ始めた……
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