1567人が本棚に入れています
本棚に追加
「最近のガキは、携帯を二個も持っているのか…… 想定外だよ……」
「ぅ……ぐ……」
「美佳!!」
美佳が倒れた。
その手には、携帯が握られていた。
そして、背中からは大量の血が流れていた。
警察に通報しようとしたらしい。
「やはり通報するつもりだったか。俺の目を誤魔化せると思うなよ。」
美佳から取り上げた携帯の画面を見ながら言う。
「悪いが荷物は全部没収させてもらう。」
従業員達に、荷物を根こそぎ奪われてしまう。
「美佳、しっかりして!!」
「大丈夫か!」
弘は上着を脱ぎ、美佳の背中に押し当てる。
「ダメだ…… 血が止まらない!」
美佳の顔色はみるみるうちに悪くなっていく。
「丁度良い。ちょっとしたゲームをやろうか。」
川口が何かを提案した。
最初のコメントを投稿しよう!