始まり

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二人でいつものように自転車で走っているうちに、交差点に差し掛かった。 「おっと、もうお別れだな。 今日は早く寝ろよ! いつもみたいに、遅刻はしないように!」 健一に、念を押しておく。 「わかってるって。 でも寝不足なわけではないんだよ。 寒くて布団から出れねーんだ。 じゃっ!」 「おう、じゃあな。」 「はぁ……」 一人きりになり、ため息が漏れる。 こうやって健一と一緒に帰るのも、そろそろ終わり。 そう思うと切なくなった。 そして俺は家に帰り、早めに晩ご飯を食べた。 明日は6時集合なので、早めに寝たいからだ。 俺はいつもよりも2時間早く、寝床についた。
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