§誘惑§

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「フラン…?」 心配したのか先輩はミーの顔を覗く。 「…な、んですかー…?」 今、この顔を見られたら恥ずかしいからと思い、もう一度ベルに背を向ける。 「おい?…なんで顔隠してんの??」 「そんなのベル先輩には関係ありませーん。」 「は?意味分かんないし。せっかく王子が心配してやってんのに…。」 なんか、ベル先輩の元気が少し無くなっちゃいましたー。 「…誰も、心配してくれなんて言ってませーん…。」 というとベルは口をへの字に曲げ 「……。」 あー。もしかして落ち込んじゃいましたかねー? 「あのー。別にそこまで落ち込まなくてもいいんじゃないですかー…?」 しょうがないので少しだけ慰めてあげようとベルの方を向く。 ,
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