§誘惑§

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と、いう訳で……、 只今、ベル先輩の部屋に居ますー。 何やらベル先輩はガサゴソとタンスを捜索してるんですよねー。 「あのー…、何してるんですかー?」 未だごそごそと何かを探してるベル先輩は…、 「何してるって…ぁ、…無理だな。」 無理だなと言ったものをポイッとミーの方に投げる。 「うわっ…ぷ。」 いきなりだったんで顔面でキャッチしちゃったじゃないですかー。 「あ。…これなら丁度いいかも。」 立ち上がり、服を引っ張りだしミーに見せる。 「あー。服を探してたんですねー。」 見せられた服を見つめながら言うと、 「当たり前だし♪風呂、はいるんだろ?」 「まー、入りますけどー…。」 「??…なんだよ?」 「その服、借りちゃっていいんですかー?」 正直、ミーにはでかいと思うんですけどー。 と、付け加えて言う。 「これでも一番ちっちゃいヤツだぞ?」 「…………。」 まー、見れば分かりますけどー…そう思うのはミー以外の(ヴァリアー内の)人だけですー。 「ま、どーでもいいや。王子もあとで入るから早めにあがれよ。」 そう言い、部屋から出て行こうとするベルに……、 「ベル先輩……どこ、行くんですかー…?」 ドアノブに手をかけながら後ろを向き、 「ボスに報告書、渡しに行ってくるだけだよ。」 「……そー、ですかー。」 「…お前は早く風呂に入ってろよ。」 それだけ言うと、ベル先輩は部屋を出ていった。 ,
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