episode1

2/8
524人が本棚に入れています
本棚に追加
/180ページ
「ふあ~眠い」 ったく…朝練するからってこんな早くしなくても… 「お?あれは」 次の駅には陸上部で俺の先輩の…相澤先輩がい…ん⁉ 「何だあれは?」 先輩の周りに数十人固まってるぞ? 「?」 ウィーン 「先輩‼」 パシッ 「うわっ」 ギュウ 「この車両だけラッシュアワーみたいだ…」 つか他の車両行けよ💢わざわざこっち乗る必要あるか⁉ 「おい…離せって」 「あっすいません…先輩…」 「瀬野‼おはよう」 「おはようございます。」 陸上部の先輩…相澤涼介。天然だし…そこまで速くないんだよな… 「瀬野も同じ電車だったんだな…」 「そっすね…俺の場合ギリっすから…先輩とは逢わないっすね」 そっか… 「てか…ホームいつもあんな感じなんすか?」 「え?まあ…うん」 あれ?何か顔赤いな 「っ…」 「先輩熱でもあるんすか?辛そうすよ?」 「なっ…んでも…なっ」 何だ…?声に変な強調が… 「⁉」 ガシッ 「うわっ…いっ」 「何してんだてめー💢」 瀬野… 「何もしてなっ…いてて」 グイッ 「痴漢してんじゃねーよ💢次したら警察突き出すぞゴラ💢」 ヒッ 「全く…大丈夫すか?」 「あっああ…」 うっ…顔近い 「先輩…次降りましょう。人が多すぎます」 瀬野… 「それまで俺から離れないで下さいよ」 カァー 「お前…恥ずかしいな」 「そうすか?俺は思った事言っただけすよ」 いや…だから…う~ 瀬野克也…後輩のくせに…足速いし…1年でレギュラー入りして…俺は全然ダメで…こいつは…何やってもすごくて羨ましい。
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!