episode1

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「でもキャプテンを怒らせない言い訳ありますかね?本当の事言えないし」 ⁉ 「うう~」 「あっ…これなら上手く行くかも…先輩話合わせて下さいね」 はい? 「ふーん…涼介が気分悪くなって休憩してたと」 「はい…」 そういや…同じ方向だったな2人…駅はイッコ違いで 「克也…そういう時は連絡をしろ‼悠だって心配してたんだ」 「すいません…」 俺も何か… 「涼介…走れるか?無理なら休んでていいぞ」 「嫌…大丈夫です…走れます」 そうか… 「2人はランニングから基礎だ…まっそれしか出来ないな…」 授業が始まるしな 「早くしろ」 「はい‼」 やっぱり怖いなキャプテン…でも先輩一緒で良かったな… 「瀬野…礼言うの忘れた…そのありがとう」 「別にいいすよ…」 そっけないな… 「帰りも一緒に帰りますよ…家まで送るのもいいけど…」 「ああ…平気…電車ぐらいだし…触られるの」 ふーん 「学校ではないんすか?キャプテン先輩には優しいすよね?」 ギクッ 「いや…ないかな」 この反応…学校でも何かあるのか? 「瀬野…先に行っていい…俺の方が遅いし…自分のペースで行けよ」 「…先輩気になるから嫌です…何か側にいないと…」 ボボッ 「先輩?」 「いや…何でもない」 何だよ…瀬野の言葉に反応しすぎだし…何だろう…この感情… 「先輩疲れました?何か息上がってますよ」 「え⁉」 「ゆっくりでいいすよ…」 う~お前優しすぎるよ…ヤバい…何か息上がってきた…
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