3人が本棚に入れています
本棚に追加
……………
何時間がたったのか。
道路の真ん中で、圭が目を覚ます頃には、すでに明け方だった。
それに、なぜか軽トラにひかれたのに無傷だ。
「夢か…?」
圭は起き上がり、後ろに振り向くと、目の前に自分を見下ろす、同じ歳ぐらいの人が立っていた。
その立っている人の外見は、パーマ(天然パーマ)のかかった茶髪の長い髪の毛で、上着は白のパーカーを着て下は女性用のジーパンを履いている、胸の大きな女性だった。
女は、馴れ馴れしく見下すように、圭に名前を聞いた。
「…あんたの名前は?」
「?……え?…大葉…圭」
圭のその返答を聴いた女は、次に意味不明な事を言った。
「あたしがあんたを生き返したから、あたしと一緒に悪霊(アクリョウ)を狩ろうよ!!」
最初のコメントを投稿しよう!