第二場

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浩司「……わかりました」 このえ「はあ……?(問い返しながら、でも何だかほっとしたように)」 浩司「今日は、ここで帰ります」 このえ「ありがとうございます。できればもう二度と来ないで下さい」 浩司「また来ますよ! ……今度は、客の少ない、閉店の近いときに」 このえ「……明日とか?」 浩司「つまり、明日の閉店近くにはいるんですね!」 このえ「……言うんじゃなかった……」 浩司「ありがとうございます、また来ますから、待っててくださいね」 このえ「待ってません」 浩司「じゃあ、また会いましょう!」 このえ「二度と来るなあっ!」   浩司、去る。このえがそっちに向かって怒鳴る。 このえ「塩でもまいておこうかな……」   呟いたあと、何かを思い出す。 このえ「そういえば……。図々しいって言って、彼……いきなり黙り込んで……どうしたのかな……?」   少し心配するように言うこのえ。   暗転(時間の経過)
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