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元気な声が聞こえたと思ったら途中で止まった
俺らは突然のことに驚いて固まっていて、俺のただ一人の妹―杉崎華恋の視線は俺とまひるの繋がった手を見ていて、
「お、お兄ちゃん不潔です!」
と何故か顔を真っ赤にして叫んで部屋から出ていった
残された俺たちは何のことか全く分からず華恋が出ていったドアをしばらく見ていたが
「ねぇ大河?」
「なんだ?」
「私ねなんだかさっきから悪い予感しかしないんだけど」
「奇遇だな、俺も同じだ」
そう言ってお互いの顔を見て笑ったんだが
「さっさと追いかけなさい!」
とやっぱりまひるに怒鳴られた俺はそれはもう神業的な速さで華恋を追いかけるためにダッシュした
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