Prologue

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次の日、学校ー 「ゆうくん!」 にぎやかな声が呼んでいる。 「んだよ、拓…」 話しかけて来たのは親友の水嶋拓だ。 「昨日ななちゃん(七海)と夜の公園にいたろ!? 見ちゃったぁ!! ラブラブぅ」 「マジ!? もぉ、熱いわねぇ」 後ろにいた長沢沙織も続けて言ってきた。 「高校最後の冬、雪をも溶かす恋ですかぁ!?」 インタビュアーのように、沙織がシャーペンをマイクにしてそれを向けてきた。
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