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ん?
あのチャラ娘がいねぇな?
「あれ?晶とは一緒じゃないの?」
「晶ちゃんなら今購買で何か買ってくると思います。」
すると廊下からタッタッタッと走って来る音がした。
デッケェ足音だな。
鷹山って訳じゃなさそうだな。
「おおーっす瀬尾!お昼にしようぜ。」
勢いよく戸を開けて入ってきた晶。
「晶ちゃん待ってたよ。一緒に食べよ。」
「んむ!にゅ?なんだ慶っちも弁当なのか?」
「あぁ。晶も元気な奴だな。」
「あたしはいつだって元気だよ。」
そして、机をくっつけて3人は向かい合う様に座った。
ったく、ゆっくり一人で食べたいけど……まぁ、いいかこうゆうのも。
昔からこんな冷めた感じだっけ俺?
やっぱ最近おかしいな俺。
と、慶治は考えながら弁当のフタを開けた。
「わぁ、慶くん凄い美味しそうなお弁当!」
「ほぉぁ~~。」
二人共関心していたが、晶は明らかに少し食べたそうだった。
晶……よだれでてる。
んなに美味そうかな?
「ねぇ慶くん。一つ貰っていい?」
「あ、ずるい!あたしも!」
「まぁ、別に構わないよ。」
瀬尾は俺の力作の卵焼きを一つ、あ!晶テメッ、何堂々と生姜焼き2枚も取っていく!
「ん~。美味しいです。卵がとてもふっくらしています。」
「それはどうも。晶、お前は必ずコメントしなさい。生姜焼き2枚も取っていったんだからな。」
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