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「てか梓、その誕生日プレゼントつけてくれているんだ。」
「ええ。デザインがよくて気にいってるのよ。」
「そりゃありがたいもんだ。」
梓には結構な値段のネックレスを買ってあげた。
軽く万はいきましたが……。
「それにしてもこれ高かったんじゃないの?」
「ん?あぁ、値段なんて気にすんなって。」
「えぇ、でも…。」
「俺は値段よりも、梓に似合うと思って買ってきたんだから、大切にしててくれりゃ俺はうれしいよ。」
「慶治……この色男!」
背中をバシッと叩かれた。
「あぶね!!今、包丁持ってんだよ!」
ちなみに料理中。
刃物を持ってる人を叩いちゃいけません。
「でも本当にありがとう。私、大切にするね。」
ったく。
最初からそう言えってんだ。
「兄貴、あたしも本当に大切にするからね!」
昨日同じ誕生日だった梓と咲にプレゼントをあげた。
ちなみに咲にはミサンガを作ってあげた。
「でも本当によかったのか?前から欲しがっていた服じゃなくて?」
「あ、うん。値段高いしそれに……兄貴にこれ以上迷惑かけられねぇし。」
「何言ってんだよ。そんな心配いらねぇよ。ちょっとまってな。」
俺は部屋に戻りクローゼットを開け、綺麗に包装された袋を取り出した。
それを持って再びリビングに戻った。
「ほら咲、誕生日おめでとう。」
「え!兄貴これ……。」
「開けてみな。」
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