私、鷹山 奈々!関取です!

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やはりやるからには全力わ尽くすか…。 「しっかし……文句言いながらもプレゼントは買ったなぁ。あいつらには弱いな俺は…。」 咲も美菜子も梓もやっぱり好きだし可愛いからかな? ま、べつに良いんだけどね。 慶治はなんだかんだでいいやつだ。 「おっす慶治ー!」 「おお山口か。」 二人並び登校した。 「あ、おはよう慶くん。」 「む!慶っちおはよー!」 「おう。おはよ。」 朝、教室で晶と瀬尾に挨拶をかわした。 やはり高校生の朝は友達との挨拶がいいもんだ。 「おはようーー慶治ー!」 ただ一人、鷹山 奈々のぶちかましを除いて。 そして腰に突撃をくらった俺は見事にぶっ飛ばされた。 「………おはよ。なんだ朝から……。」 いてて……マジ腰が…。 なぜか数発で馴れた鷹山式ぶちかましだった。 「あら慶治面白い格好してるわね。」 「お前がすっ飛ばしたんだろが……!」 俺は頭が下で尻が上になってる。 「とりあえず何だ?」 「いや。おはよう慶治って。」 「そんだけかよー!!」 俺は教室一杯に響く大事を出した。 「慶くん起きて下さい。」 「ん……。んあ?お、瀬尾おはよう…。」 「もうお昼ですよ。」 「…………はれ?授業は?」 「………お昼ですよ。」 ………寝過ぎたか…。  
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