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俺は背後からすさまじい殺気を感じた。
「…………」
「…………」
「あ、晶……?瀬尾……?」
晶も瀬尾もいつもの感じではないことは一瞬で解った。
が、晶も瀬尾もそのまま部活に行ってしまった。
「だから慶治は部活に入れる。」
「………すまん鷹山。」
「ほえ?」
「また明日な!」
「あ、こら待ちなさい慶治!」
俺は晶達を追った。
俺は二人に一瞬恐怖を覚えた。
あいつらだったか?
いつものあいつらだったか?
俺は自分の心を確かめる様にしながら追った。
「見失ったか……。」
俺は仕方なく帰る事にした。
あいつらは何か部活……格闘技をやっているのだろうか……。
「てか、広すぎるんだよこの学校は……。」
俺軽く2分走ったが何処だここ?
その夜
俺はなんとなく道場にきていた。
ちなみにその道場は、俺がガキの頃から家にある道場だ。
「懐かしいな……確か……俺も『相撲』してたっけ?
随分ガキの頃の話しだがな……。
「なんで辞めたったんだっけ?」
俺は道場と土俵の中をを歩いた。
特に様があって来た訳ではない。
ただ、なんとなく…かな?
いや、何故か気になったのかもな。
「とりあえず明日色々と確かめるか…。」
「お兄ちゃんお風呂上がったよ。」
「あぁ、解ったよ美菜子。」
色々とな……。
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