私、鷹山 奈々!関取です!

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何か隠す様な事わやっているのか? たかが部活で何故……。 それは鷹山と関係が…。 「しかし一つ考えは浮かぶ……。しかし、いや……。」 そうであって欲しくない考えがあるが……。 『おい!あの鷹山って一年に早速戦いを挑んだ奴がいるぞ!』 「な、なに?」 廊下で聞いた台詞に直ぐさま反応した俺は、その現場へ向かった。 まさか……晶か!? または瀬尾か!? とりあえず嫌な予感しかしない……。 朝のホームルームまで時間がない。 短時間で決めるのか? 廊下では人込みが出来ていた。 俺はかきわけて入っていった。 鷹山は無事か? 「さぁ掛かってこい!」 「ぶーーー!!」 鷹山はまわしにブラ一枚。 「なんて格好してんだお前はーー!!」 「あら慶治おはよう。」 「いいから前向いてろ!」 しかし相手は動いてこなかった。 仕掛けてこない? 何故だ……あんなにすきだらけに……。 (相手はあの状況をもすきが無く感じたのか?) 「てかあいつ……。」 相手は顔に奇妙な狐のような仮面で顔を隠していた。 「あんな視界が悪いのに戦えるのか?」 それよりも一向に動かない相手の動きが気になる……。 「む!ならば私から行くわよ!!」 『ダン!』 鷹山はすさまじい力で地面を蹴り、勢いよく突進した。  
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