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しかし油断した。
『私は鷹山 奈々。最も強い証……横綱の称号そして綱を奪いに来たわ!』
俺はつまらない時や事が嫌いだ。
そんな俺を引き付ける力強い言葉だった。
「な、なんだって?」
会場はシーンと静まり返った。
『私に勝負を挑む者は何時でも相手になるわ!』
「…………。」
流石の俺も黙るだけだった。
『後は在り来りな新入生代表の台詞なので以上。新入生代表 鷹山 奈々!』
彼女はキリッとした自信気な顔で降壇した。
やれやれ参ったな。
どうやら楽しい高校3年間になりそうだ。
俺はある意味彼女に惚れたと言うか、興味が少しだが湧いてきた。
そしてクラスが発表されて、俺は1-D組だった。
クラスは全部で10組ある。
そして山口とはクラスは別になった。
まぁ、だいたい常日頃一緒だから、クラス位は別でもいいもんだ。
なんて考えながら俺の自己紹介が、終わり何気なく席に着いた。
(まぁ、当たり前みたいな自己紹介だったな。)
自己紹介なんて大体どこの奴らも、大概内容は同じ。
どこの中学やら、好きな物や、中学ん時の部活動。
俺はそのまま早く全員終わらないかと思った。
「鷹山 奈々。このクラスでも私に勝負を挑む者はすぐ来なさい!」
(……ん?あれ?おかしいな……。)
俺は何気なく後ろを見た。
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