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「それは『魔武器精製』ですよね。
自分の内なる魔力を具現化して武器として使用する。
魔法ですよね?」
「はい、その通りです、この魔法は王都にも使えるのは数人しかいないんですよ?」
「どんな人何ですか?」
クラスの誰かがそんな質問をぶつける。
「例を挙げるなら王専属魔術師のトップにして姫様の専任騎士の西城 司さんですよ」
クラス中が騒がしくなる。
「静かにしてください。
次は魔物について、そうですねー来栖さんお願いします」
「魔物は動物が空気中に漂う高濃度の魔力に反応した突然変異体です。
力や闘争本能等が格段に上がり私達人間を襲うこともあり大変危険な生物です」
「はい、正解です。
じゃあ魔族について緋澄君お願いします」
はい、と返事をしその場に立ち上がり話し出す。
「魔族は人型ではありますが人とは違う固有の能力を有する種族の総称です」
そして規則正しく着席する。
「えーとこれで復習は終わりですね、次は魔術取得に入るので講堂に集まって下さいね」
そこで橘は教室を出ていくと同時にチャイムが鳴った。
「───起きて!、鏡夜」
「────ふわ~…あぁおはよう、三人とも」
どうやら今の授業は全て睡眠に費やした鏡夜を例の如く鏡夜の机に集まった三人が起こした様だ。
「さぁ次は移動だ早速行こう」
「そうだよ!早く早く」
「あぁ、わかったわかった…ふわ~」
「まったく、鏡夜さっさと行くよ?」
唯が鏡夜の手を引き先に進んでいた二人を追いかけて行った。
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