王立学園

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キョウと呼ばれた少年と唯と言う名の少女が教室につくとほとんどの生徒が集まっていた。 「俺等が最後みたいだな」 「そうみたいだね、はやく座ろ」 二人が席につくと教室前の扉が開き、二十代半ば程で平均的な身長で茶髪に茶色い瞳の落ち着いた雰囲気の女性が入って来た。 「私はこのクラスの担任になった、橘 沙希です。よろしくお願いしますね」 自身の自己紹介を済ませさらに言葉を続ける。 「今日の予定は先ずは自己紹介をした後で今後の授業で必要になってくる、魔器を精製します」 王立学園では中等部までに基本的な知識を学び、高等部からより実戦的な授業に入っていくことになっている。(因みにキョウ達は高等部) 「じゃあ名前と属性を言ってって下さい」 そして端にいたものから自己紹介を初めていきやがて唯の番になる。 「白峰 唯です。属性は光、よろしくお願いします」 一礼してから唯は着席した。 そして次はキョウの番になる。 「俺は朝霧 鏡夜、属性は氷」 それだけ言うと鏡夜は席に座る。
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