王立学園

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「僕らも帰ろうか」 「お腹すいたからご飯でも食べに行かない?」 由姫は昼食に行く事を三人に進めた。 「私は良いよ」 唯は承諾するとチラッと鏡夜に視線を送る。視線を受けた鏡夜は、 「わかった、俺も行こう」 「良かった、じゃあ行こうか、美味しいところ知ってるから!!」 由姫は元気良く歩き出した。 ────四人は由姫の行き着けだと言う喫茶店「想い出の欠片」へ向かっていた。ぐったりとした様子で、 「すいません、ちょっと良いですか?」 四人の誰もが見知らぬ女性が話しかけてきた。 「すいません、先を急いでいますので」 緋澄が即答と言わんばかりの早さで話を終了させ一同は歩きだす。 「ねぇそこの君、俺達と遊びにい───」 「失せろ、不愉快だ」 唯と由姫に話しかけてきたいかにも軽そうな男を鏡夜の一言が一蹴する。男は唖然として立ちすくんでいた。 「今ので何人目かな?」 「多分七人位かな」 ぐったりとした由姫の疑問にこれまたぐったりとした唯が答える。 そう鏡夜達は学園を出て歩いていると直ぐに男女問わずナンパされていた。
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