1595人が本棚に入れています
本棚に追加
「えっ!?」
青年は自分の部屋に入っていった。扉の前で取り残された少女は、少しの間呆然としていた。
「……先輩……御田先輩……」
部屋の中では青年が沈みかけている夕日を見ていた。彼の金髪が、夕日でキラキラと輝いている。
「俺はまだまだ強くならないといけない。……アイツの生き方を貫く為に……」
青年…いや、一輝は握った拳に力を込めた。
その拳には、何かの種を結晶で加工した手作りのネックレスが握られていた。
最初のコメントを投稿しよう!