プロローグ

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「えっ!?」 青年は自分の部屋に入っていった。扉の前で取り残された少女は、少しの間呆然としていた。 「……先輩……御田先輩……」 部屋の中では青年が沈みかけている夕日を見ていた。彼の金髪が、夕日でキラキラと輝いている。 「俺はまだまだ強くならないといけない。……アイツの生き方を貫く為に……」 青年…いや、一輝は握った拳に力を込めた。 その拳には、何かの種を結晶で加工した手作りのネックレスが握られていた。
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