追憶のあの日。

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世界はすべてモノクロに映っていた。 何がそんなに楽しいのだろう。 何でそんなにはしゃいでいるのだろう。 ……―――あの頃の俺は多分斜に構えて見ていたんだと思う。 大した人生経験もないくせに変に大人ぶっていて。 はしゃいだりする事が妙に幼くみえて、冷めた目で周りを見下していたんだ。 でも、あの時君と出会ってそんな周りのことどうでもよくなった。 っていうよりは、君以外見えなくなったんだ。
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