†～幻想世界～†

～序章～

『零さん！お疲れ様です♪』

『うん、お疲れ様』

この元気のとても良い子は『島野　涼子』
高校生の時からの後輩。
顔は可愛いんだけど・・・。

『あたし今日テストとかで余計疲れましたよ～』

所謂『天然』というやつだ。
『零さんの行ってる大学って大変ですか？』

『涼子ちゃん毎回その質問してない？』

『え？そうでしたっけ？』
天然というのは良く分からない・・・。

『ま、まぁいいけど・・・良かったら途中まで一緒に帰る？』

『あ！はい帰りましょう！』

スタッフルームを出て店長に挨拶をする二人

『お疲れ様です、店長』

『お疲れ様です♪店長☆』

『最近物騒だから気をつけて帰るんだよ』

『物騒・・・か・・・。』
零は一人呟いた。