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「家か!?家にいんだな!?なら早く張り付きに行け!何と言われようと片時も離れんじゃねえぞ!」
「ちょ、突然どうしたんだよ慶兄?いきなり張り付きに行けって言われたって────」
「どうもこうもねぇ!!奴の────夜摩の次の標的はな!加奈ちゃんなんだよ!」
「な────」
小柴が────夜摩の次の標的?
そんな……昨日の今日でいきなり、しかも、何故関係のない小柴を?
────いや。
そうか、あの時、見ていたのか。
俺と小柴が末永久に張り付き、守ろうとしていたことを。
奴は自らの裁きを邪魔する者がいると気づいてしまった。
犯行現場を見られた犯人が、目撃者に対して取る行動。
そんなもの決まっている。
口封じ、だ。
────迂闊だった。
こちらが見ているのだから、あちらからも見られていると認識するべきだった。
公園で末永を包んだ火を消し止めようとした時、俺も小柴もおそらく顔を見られている。
調べているつもりが、調べられていたということか。
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