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その音は、少しするとピタリとやんだ。
「な・・・なんだったんだ」
「ヤバいよ~(泣)早く出よう(泣)」
トンネルを出ると、窓に手あとがたくさんついていた。
「…ヤバいよっ」
「気味悪いからさ、拭こうよ汗」
「俺イヤだよ」
話し合った結果、近くにあったガソリンスタンドにいくことにした。
すると、窓を拭いているお兄さんが困った顔をしている。
「どうしたんですか?」
「困りましたねぇ…」
「え?」
「落ちませんよ~、この手あと、中からついてますから。」
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