†動き出す世界†

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今日の授業も終わり、寮に戻りカイのいない部屋にライを除くいつものメンバーが集まっていた。 「やっぱりダメだ!」 突然エンが叫びながら立ち上がった。 「何よ急に大声出して! 驚いたじゃない!!」 そんなエンをウィンが一喝する。 「どうしたの?」 ウィンをなだめながらシルビアが優しくエンに尋ねる。 「学園長はああ言ったけど僕は納得できない!カイのところへ行こう!!」 エンは言葉に力を入れながら言った。 「どうやってカイの居場所を見つけるのよ。 学園長はあてにできないし」 ウィンは呆れたように言う。 「わいが教えてやろか??」 エンが言葉に詰まっているとライが部屋へと入ってきた。 「え!!ライは何か知ってるの!?」 エンは驚愕の声をあげた。 ウィン達も驚いている。 「さっき忘れもんを取りに教室に行った時、ちょうど学園長室の前を通ったんやけど、そしたら学園長とフランの声が聞こえてきてな、カイは事件に巻き込まれて容疑者扱い、今はランスで保護されてるっちゅう話が聞こえたんや」 「カイが容疑者!?」 「そんなっ!」 エンとウィンは声をあげて驚いたが、シルビアは驚愕して口を開けたまま固まっている。
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