†動き出す世界†

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「わいも驚いたで」 ライは眉間に皺を寄せる。 「カイがそんな事するはずがないよ!!」 エンは声を荒げて言った。 シルビアも激しく首を縦に振る。 「私達がランスに行ってもどうせ門前払いよ」 ウィンが悲しい表情で言う。 ウィンの言う通りである。 子供の言うことなんて聞いてはくれないのは明らかである。 それを言い当てられたエンは言葉に詰まる。 「そこでや、こっそり忍び込んでカイと話をするってのはどうや??」 ライが人差し指を立ててニヤリと笑うを エンは困惑した表情で残りの2人を見る。 ウィン達もライの言葉に困惑し、眉間に皺を寄せている。 「そうやて!みんなはカイのこと信じとるんやろ??今頃容疑者として酷い目に遭わされてるかもわからんへんやん!」 カイは容疑者なんかじゃない。 必ず何か理由があるはずだ。 エン達は顔を見合わせ頷く。 「カイを助けに行こう!!」 「そうね!私達が力を合わせれば何とかなるわ!!」 「よし!早速計画を練ろう!!」 エン達がどうすれば侵入できるか早速計画を練り出した。 〈ミッションクリアだ〉 〈流石ですね。了解致しました〉 ライの瞳が不気味に輝く。
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