◆出会い

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しかしあまり物が無いというか、生活感のない部屋だった。 普段は使われていないのだろう。 「おい」 静かな部屋に響いた低い声に、びくりと体を跳ねさせた。 恐る恐る声の主を見上げると…… 「さっきの、変態」 首を抑えながらそう言うと、彼の眉がピクリと動く。 しかしそれ以外に表情の変化は見られない。
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