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「くそっ!ここでもないのか!」
シキは闇に包まれた夜の町で見知らぬ男達を前に叫んだ。
寒い地域を目指して移動する度に、まるでそれを妨害するかのように襲い掛かってくる奴ら。
かかる移動時間と共に段々と人数が増えている。
その中には同族も多数いた。
何故襲ってくる?
シキはそんな疑問を浮かべながら最後の一人を蹴り倒した。
人間は死なないように、同族は半殺しにしてその内の一人の胸倉を掴んで立たせる。
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