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また一気に皆のテンションが変わる。これはこれで面白い。
「転校生が…二名来ている。男女だ」
転校生と聞いて、またまた皆のテンションが一気に変わる。
「入って来ていいぞ」
ドアを開けて入ってきた。
「自己紹介を頼む」
先生が言うとイケメン草食系の男子と少しロングの気の強い女子が言った。
「笹見真大郎[ササミシンタロウ]です。趣味はパソコンです」
クラスの女子は騒ぐ。逆に男子は冷ややかな目で見る。
もう一人の転校生が自己紹介をする。
「葉枷憂那[ハカセユウナ]。趣味は読者」
次の奴はなぜか半ギレでいった。あ、わかった。寝てる奴がいるからだ
「ま、仲良くしてやってくれ」
先生が言い終わると隣同士で寝ていた健二、知弘を思いきり殴った。
「はきゃっ。いってえな、余命ある毛を毟るぞ」
寝ていたのを拳で起こされたのか、知弘は大胆発言した。
「安心しろ、そんな日はこない。しようとしてもお前が毟られるだけだ」
言い返した。
健二は唸り声をあげて目をパチパチさせている。
「二人は後ろの席に座ってくれ。解散!!」
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