出会い

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柏木「興味が無い?」 柏木は不思議そうに尋ねた。 海音寺「はい、こんな簡単なスポーツの何が面白いか理解できませんし、興味ないです。」 海音寺はキッパリと言い放った。 因幡はある意味感心していた。 野球部監督と野球部入部希望者を前にして「野球は面白くない」と言うなんてたいした度胸だ。 柏木「じゃあ何で野球部にはいろうと思ったの?」 因幡は柏木監督が怒るだろうと思ったが、柏木監督は全く怒りを見せていなかった。 本当に不思議でたまらないというような聞き方をしている。 海音寺「プロになる為ですね。」 「ハッハハハハハハハ!」 突然笑い声が響いた。 海音寺の隣の隣、木山中学の宮田だった。 宮田「ふざけんなよ?何が簡単だ、何が面白くないだ!てめーどんだけ上手いつもりだよ!」 宮田は海音寺の前に歩み出した。 宮田「俺と勝負しろ、海音寺!」 柏木監督も何も言わずに頷いた。普通喧嘩は止めるものじゃないのだろうか? 柏木「んじゃあさ!じゃあさ!僕も二人の実力を見てみたいし、ついでだから適正検査でもしようか!?ねえしよっか!?決定~!」 いきなり柏木はまたテンションが上がり出した。 そして部室の方へ行った。 田口と因幡は口には出さなかったが思っていた。 俺達の自己紹介は……?
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