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ある朝僕は早くに目が覚めた。
日和の部屋から声を押し殺した泣き声が聞こえた
すすり泣く声…
悲痛な泣き声が
耳に届いた。
死に怯えている
肩を震わしながら泣いていた。
初めて見た姿であった。
きっと僕に見られない用にしていたのだろう。
今まで何回そうしていた?
今まで何回一人で泣いていた?
心で聞いた質問には答えなどなく虚しく心のなかに残った。
どうして?
気づいて
あげられなかったんだ!
泣いている日和に何もできず気づく事もできず
声を掛ける事すらも出来なかった。
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