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「少し肩が凝るわ」
あなたと居た日々は
そんなことばかりを思っていた
優柔不断で
少し鬱陶しくて
自分勝手でワガママに見えた
手をつなぐたび
終わりが不安だった
そんなあの頃のあたしはいない
一緒にいる時間が長すぎて
あなたの良さも霞んで見えてなかった
隣りで笑うその笑顔すらも
特別に見えることはなかった
失って気づく前にあなたが
あたしを泣かせてくれてよかった
あなたがしたことで
乾いた目も潤い
今ならはっきり見えるよ
あなたもあたしをよく見て
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