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女として生活する覚悟をした二十夜は、さっそく顔を洗いに行った。
(そういえば、両親も性別が入れ替わっているのか…)
そう思いながら、二十夜は顔を洗っていた。そして、鏡を見る度に、自分が別人のようにおもえていた。
不思議なことに、まだ両親とは会っていない。
二十夜の両親の性格だが、母親がしっかり者であるが、わがままである。口癖は「私はもうすぐ死ぬ」 である。
二十夜が思うには、「あんたは殺しても死なないよ」って言いたくなるくらい元気な人である。
父親は、温厚であるが、言葉使いが下品である。そして、酒を飲むとすぐに眠り、何かするとなると必ずと言って良いほど外へタバコを吸いに行く。口癖は、「タバコと酒はやめられない」である。
この名台詞ならず、迷ゼリフに、二十夜は毎回呆れるのであった。
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